まず柴犬の魅力であり、特徴であることは、
他の日本犬種(日本犬保存会公証)にも共通することですが、
立ち耳、巻き尾にあります。
小さな体に、ピンとした耳で、クルッとした尾をし、
凛々しい姿、と形容する人もいます。
また、その毛色を魅力と特徴にする人もいます。
赤茶色、正式には、赤色、その他、黒色、胡麻色、白色。
それらの中でも、赤色、つまり、赤柴が、柴犬の約80%を占めるとも言われています。
しかし、柴犬の魅力と特徴は、何といっても、その性格にあるのかもしれません。
感情表現が豊かですが、クールで淡泊、主人に忠実で、我慢強く、
日本犬ということから、四季折々の日本の気候にも、適した性質を有しています。
こういうことから、柴は外で飼う方がその野性味を保つ、
と主張する人もいますが、近年は、室内飼いも増えています。
我が家の柴は、現在、室内飼いです。
寝食を共にし、わたしの“娘”のようになっています。
上記で述べた魅力と特徴を念頭に置き、改めて、“娘”を観察してみました。
人が来ると、喜んで近づき、下顎を撫でて貰うことを要求します。
めったに吠えることがなく、たまに、食事の時に、待ってたとばかりに、
ワン、と、それこそ、1回だけ声を出します(笑)。
警戒心が強いかというと、横になっている時に側によると、
ビクッと立ち上がるので、敏感なことだけは確かなようです。
ふと思います。
「なりは、柴だけど」一応、我が家の“娘”です(笑)。
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柴犬の被毛については、その特徴の一つにも挙げられます。
まず、毛色は、赤茶(赤)、黒、胡麻の三色が基本ですが、
まれに全面白色の柴犬も生まれて来ます。
また、下腹の辺りが、上記のいずれとも、白色になり、裏白、と呼ばれています。
しかし、柴犬の被毛で、最も特筆すべきは、換毛期での抜け毛の多さです。
それは、日本犬種全般に言えるでしょうが、
短くて硬い上毛と密生した綿のような下毛の二重構造になっています。
夏毛から冬毛、冬毛から夏毛と、春と冬の年2回、
人間の衣換えのように、毛が抜け換わります。
特に、下毛が大量に抜けるので、
犬用のコーム(クシ)やブラシでのこまめな手入れが必要です。
しかし、なかなか取り除けない場合は、スクラッチャーと言われる
主に鋤のような専門の道具があるので、それを使用するのも、効果的でしょう。
筆者は、今の柴を買う前に、抜け毛の多さを聞いていましたが、
実際に手入れをしてみたら、非常に驚きました。
上記のスクラッチャーで、クシ型のものを使いましたが、
スーパーで貰う小さなビニール袋があっと言う間にいっぱいになり、
一度に2,3枚使っても、まだまだ抜けてくる感じでした。
今日で終わりだ、と思っても、翌日になったら、しっかり下毛が浮き出ていて、
正直、抜け毛の季節は、少々うんざりしました(笑)。
けれども、現在では、一度に取り除こうとせず、
抜け毛の季節になったら、毎日少しずつ手入れをしています。
なお、梅雨期に抜け毛を残していると、蒸れて皮膚の病気等に繋がるため、
梅雨期の手入れには、十分注意が必要です。
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柴犬のルーツは、縄文時代にあるのでは、と言われています。
約1万年以上前の遥かな昔、日本列島全体に、縄文人と一緒に暮らし、
時に獲物を追い、時に主人を守り、野山を自由に駆け巡る、
そんなシーンが浮かんできます。
後に、大陸から弥生人が渡来し、縄文人との混血が進み、中世を経て、
近世に至り、近代から現代と、日本列島の歴史が流れていきます。
その間、柴犬がずっと純血種であったかというと、
それは、なんとも言えないでしょう。
日本人が混合民族であると遺伝子調査で言われていますが、
現在の柴も、朝鮮半島や中国大陸育ちの犬種と同様の遺伝子も持ち、
その主要な主人とともに、混合犬種であるとも言われています。
現在、縄文時代の柴を保護しようとする団体があり、
わたしは、彼らを否定するつもりはありません。
現在の科学技術と犬の改良技術の経験値が合わされば、
縄文時代の犬の骨から、縄文時代の柴を復活することも可能では、とも思います。
けれども、わたしは、我が家の柴犬と暮らしていても、彼らの歴史を感じますし、
また、神社の中では、彼らの面影を想像することに、刺激を受けたりします。
神社の鳥居の側には、大抵狛犬という石像がありますが、
中には、立ち耳および巻き尾のものがあります。
狛犬は、人の創った動物と言われていますが、
当時の作り手の無意識のイメージが投影されているのかもしません。
わたしには、狛犬が柴に見えることがあります。
我が家の柴は、消防車や救急車のサイレンを聞くと、たまに遠吠えをします。
犬も夢を見る、なら、なにかしらの想像力もある?
遠い先祖への鎮魂でもあるのかな、とたまに、ロマンチックな気分に浸ります。
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柴犬の語源については、3つの説があります。
まず一つ目が、古語のシバから来たものです。
シバは小さいことを意味し、シバイヌとは、「小さな犬」と言うことになります。
二つ目は、「柴刈り」の柴から来たものです。
昔話で、おじいさんが山へ柴刈りに、おばあさんが川へ洗濯に、
とはよく聞かされた言葉ですが、「柴刈り」の柴とは、まさにその柴で、
小さく背の低い木のことを表し、その木々の合間を掛け回っていたから、
柴犬となった、と言われています。
最後は、毛色に関係があります。
柴に多い赤茶色の毛並みが、枯れた芝生の「芝」の色に似ているからというものです。
わたしは、以上の3説のうち、どれが正しいかと言うことはできませんが、
どれも、それなりの説明になっていると思います。
我が家の柴は、典型的な柴の毛並みで、赤茶色をし、
その合間に、薄い黒の毛並みがひと筋通っています。
柴犬は、この赤柴の他に、白柴、黒柴、胡麻柴もいますが、
それが昔から、つまり、古代から現代まで、
ずっと日本列島に暮らしていたかというと、それについては、なんとも言えません。
しかし、我が家の柴犬を見ると、
上記の3説が合わさって柴になったのでは、と思ってしまいます。
「赤茶色の毛並みをして、小さい体をしながら、
野の低木の合間を掛け回っていた犬」(笑)
さて、本当のところは、どうなのでしょう?
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